50代中年太りサウナーが
ジム&サウナで目指す細マッチョへの道
舞台はサッカーの街、埼玉県浦和!
ダイエットをはじめて早3カ月……。
脂質、炭水化物を控える食事制限の生活にもすっかり慣れてきた。
体の変化も出始めている。
顔回りはスキッリしはじめ、皮下脂肪をたっぷりまとっていた太鼓腹も横腹あたりが凹みはじめている。
自分ではわからない背中側も、サウナに行くと編集部員たちから「お尻が小さくなった!」とか「背中が変わってきた!」と言われるようになった。
嬉しい!



ただ、この1カ月は正直、あまりジムに行けなかった。
前半に至っては、仕事の忙しさと体調不良により、まったく行くことができなかった。
体重も前半は多忙のためか、1キロほど一気に減ったが、その後は停滞……。
体調が回復した後半には、それまでの‟さぼり“を解消すべく、なんとか時間を作って週2回はジムに足を運ぶようにしたが、現状、月の目標である2キロ減にはやや届いていない……。
そんな状況で迎えた「サウナーならジムはサウナで選べ! 実践編」第4回の取材日。
今回の舞台は、埼玉県浦和だ。

京浜東北線沿線の埼玉県に馴染みの薄い千葉県出身のおじさんにとっては、「埼玉県の県庁所在地があった浦和市」というイメージが抜け切れていないが、調べてみると浦和市、大宮市、与野市の3市が合併したのが2001年。
早いもので「さいたま市」は、すでに誕生して約四半世紀も経っていたのだ!
そして浦和といえば、やはりサッカー。

「埼玉サッカー発祥の地」とされ、浦和レッズのホームスタジアム、浦和駒場スタジアムがある。
地域にはサッカー文化が根付いており、誇りとなっているそうだ。
ちなみに、おじさん世代にとっては、『キャプテン翼』の日向小次郎の出身地でもある。
「ジェクサー・フィットネス&24 浦和」はそんな浦和の駅直結の「アトレ」の中にあった。



案内されて裏口からエレベーターで上がって、中に入ると、浦和を象徴する赤いカラーリングで統一されたトレーニングマシンが目に飛び込んできた。
減らされるカロリー、
増えるトレーニング
約1カ月ぶりの再会となる飯川トレーナー。
相変わらず見事なボディである。


さっそく、カウンセリングからスタートだ。
日々、スマートフォンのアプリで記録している食事のレポートを見せながら、最近の悩みである、便が出づらくなっていることを話す。

脂質を取らなすぎて便が硬くなる、あるいは食物繊維が足りなくて便が出づらいということはありますが、食べているものを見た感じ、脂質をこれだけ取っていれば、それが原因っていうのは、考えにくいですね。
食事のレポートを見ると食物繊維が足りないようです。
野菜類を意識的にとってみてはいかがですか。毎食、もしくは1日2食くらい、キャベツやキノコ類、ワカメなどの海藻類を取ると、腸内の環境も変わってきますよ。



と飯川トレーナー。
便が溜まることで、体重が減らない可能性もある。
明日からさっそくこれは実践せねば!
さて、肝心の体重だが、2月のスタート時、80.8キロだった体重がこの日は75.4キロ。
3カ月で5.4キロ、減らせたことになる。
やや体重の減りが停滞気味であることを伝える。
体重は減っているので、このままの食事でもいいのですが、少しペースを上げるなら見直してもいいかもしれません。
1日を通して、ちょっと脂質の摂取量が多いようですね。30~40グラムでいいと思います。
タンパクは90グラム、脂質は40グラム、炭水化物・糖質を180グラム、これで1440キロカロリー、1500以下になります。
これを意識してください。今後は脂質を意識してもらいたいんで、食べ過ぎたなって日でも60グラム以上はいかないようにしてください。
20グラム以上、40グラム以下です。油もカットしすぎるとよくないんですが、今回、「ローファット」という脂質制限のダイエットをやっているので、脂質がうまくコントロールできている時に体重が落ちている傾向があります。
今後はトレーニングしない日をなくしていきたいです。
ジムに行かない日は、8000歩くらい歩く意識をする、自重のスクワットなど、運動の頻度を高めていきます。
毎日、ハードにやる必要はありません。脂肪燃焼しやすい状態を常に作っておき、1日の摂取カロリーを1400キロカロリーに抑えましょう。

……がんばります!
同じ部位に負荷をかけまくる
地獄のトレーニング!
さあ、ここから今回の地獄のトレーニングが開始!
今回のテーマは「短時間で効果を上げるトレーニング」らしい。
なるほど! 確かにそれなら短い時間でOKだから、時間が取れずジムに行けないということも減りそうだ。
まずは上半身を伸ばす新しいストレッチの指導から。

続いて毎回、トレーニングで実践しているベンチプレス。
最初はプレートなしで持ち上げる。

フォームもいいと褒められた!
日頃の成果が出ていると思うと嬉しい……というより、正しくできていることにホッとした。
プレートが追加されていく。
後半はかなり苦しかったがなんとか終了。
休む暇もなくチェストプレスへ。
先ほどのベンチプレスですでに腕はクタクタの状態。
あっという間に持ち上げることができなくなり、その辛さに悶絶! これはキツイ!

続いて基本中の基本、スミスマシンによるスクワット。
30キロのプレートがなかなか堪える。

そのまま続けざまにダンベルを持ち上げながらの高速スクワット。
今回は24キロ!
かなりきついが、日頃やっていたので、多少の慣れもあり、前回よりは上手にこなせた。

ほんの少しの休憩を挟んで今度は、初メニューの「懸垂」をすることに。
マシンを使うと自分の全体重がかからないようにサポートしてくれるのだが、それでも初めてやる「懸垂」は想像以上に苦しかった。
これは背中を鍛えるトレーニングらしいが、スクワットの直後のせいか、下半身にも疲れを感じる。

その流れでこちらも背中のトレーニングの定番、ラットプルダウンへ。
今回はバーの内側を握って下す新しいやり方。覚えておかねば。

次も背筋のトレーニング。
マシンに足を固定して体を起こしていく。
10代のころは背筋の運動が得意だったおかげか、ストレスなくこなすことができた。

以上で、この日のトレーニングが終了。
やり方を変えながら同じ部位に負荷を与え続けることで一気に成果を上げることができるそうだが、かつてないほどきついトレーニングとなった。

大量の汗をかき、体が熱い。
早く水風呂に入らせてくれ!
サウナで再び体を温め、いざ、水風呂へ
まずはシャワーで汗を流し、シャンプーとボディソープで体を清める。
ここ、浦和のサウナは、これまでのジェクサーとやや違った造りになっていた。
横長というより、縦長で壁を挟んで手前の奥に分かれていた。
もちろん、ストーブに近い奥のベンチに座る。

運動で流す汗とサウナで流す汗、同じ汗でも体感的に違うように感じるのはなぜだろうか。
そんなことを考えながら、十分体が温まったところで、お待ちかねの水風呂へ。
誰もいない水風呂に浸かる贅沢さをかみしめながら、トレーニングとサウナで温まり切った体をじっくり冷やす。おー気持ちいい!

そして休憩。
ハードなトレーニングのせいか、運動のあとのサウナってやっぱりいいな!
皆さんもぜひ、これ、体験してみてほしい。

毎回、取材の日はチートデーと決めている。
罪悪感を持たずに食べてやる。
この日は浦和駅近くの街中華でラーメン&チャーハンを注文。

腹いっぱい食べてしまった。
ごちそうさまでした。
明日からがんばるぞ!
次回につづく。
取材・文/フジモト コウイチ 写真/柳沢成一郎、PIXTA

うなべえ ‘s comment
ついに成果がではじめてきたざんすね〜
夏はもう目の前ざんす!
➡︎ 第5回は『JEXER 新川崎店』!



