Journey

「Bademaschinen Oslo Badstuforening」(ノルウェー / オスロ)

いしかわゆきが行く!ヨーロッパサウナ紀行vol.07

クラフト感溢れる憩いのフローティングサウナ
  Bademaschinen Oslo Badstuforening
(ノルウェー / オスロ)

サウナーの皆さん、こんにちは!
サウナライターのいしかわゆきです。


2カ月間にわたるヨーロッパ旅行のなかで巡ったサウナたちをご紹介していく本連載。
前回は、スウェーデン・ストックホルムのデザイナーズサウナ「DOWNTOWN CAMPER」をレポートしました。

今回はそんなストックホルムから、ノルウェー・オスロへ。

カラフルな建物が可愛い!
アナ雪のモデルになったお城・アーケシュフース城
オスロといえば、ムンク!
アーティスティックすぎる市庁舎

氷河の浸食によって形成された入り江・フィヨルド沿いにあるオスロ。
利便性がありながらも、豊かな自然に溢れる街です。

お城などのレトロな建造物があったと思えば、モダンなデザインのオペラハウスが街のシンボルにもなっていたりして、その新旧融合のバランスがおもしろい。

212点の彫刻作品が並ぶ、ヴィーゲラン彫刻公園

そんなオスロのサウナ文化ですが、まだまだ浅いながらも、ここ10年あたりで若者を中心に盛り上がってきているそうで、新しい施設が次々に誕生しているのだそう。

スカンジナビア半島一大きなサウナ施設「The Well Spa & Hotel」とか、ノルウェー唯一の天然温泉がある「Farris Bad」とか、世界最大のサウナ室がある「SALT ART&MUSIC」とか。

しかし、どれもターミナル駅から遠かったり、高価だったりするので、今回はオスロサウナのなかでも、もっともアクセス抜群でホットな場所だと言われている「Bademaschinen Oslo Badstuforening」に行ってきました!

え、サウナどこ?????????

……と思うかもしれませんが、実はこの海にぷかぷかと浮かんでいる小屋のようなものがサウナなんです。

近づいてみるとこんな感じ

場所はなんと、オスロのニューシンボルであるオペラハウスの目の前。
モダンなデザインのオペラハウスとクラフト感のあるウッディなサウナのコントラストがたまりません。

それにしても、オペラハウスに訪れた人も、向こう岸から「何だあれ?」と思っているのではないかと思ってしまうぐらい、ものすごい立地にあります。

あたり一面海なので、開放感がハンパない!

降り立ってみると、より木の板をつぎはぎした感じが伝わってきますね。大人の秘密基地みたいでワクワク!

一応更衣室もあるのですが、簡易的なものなのでサッと着替えてサッと入る! という感じ。
スペースがあまりないのでデッキの上がちょっとカオスな状態です(笑)。

ここには2種類のサウナがあり、1つにはアウフギーサー的な人が常駐しているようで、お金を払うとロウリュをして扇いでくれます。

(公式より)

一面ガラス張りになっているので、ゆらゆらと揺れる海を眺めながらサウナを楽しむことができます。

一方で、温度は意外とぬるめ。どうやらオスロの人たちは熱い熱波を浴びるよりも、あたたかいサウナでのんびりとするのが好きみたいです。
実際皆さん15分ぐらいステイしており、コミュニケーションを楽しんでいるようでした。

そして、何よりもフローティングサウナだからこそ、ストレートに海に飛び込めるのがいいですね。

私の背後でミステリーサークルのようなものが起こっていますが、皆さんサウナはもちろん、泳ぎながらでも談笑している様子でした。

改めて、サウナというのはコミュニケーションの場なんだなぁと実感。

ぼうっと天を仰ぐお姉さん

余談ですが、最後にこのサウナで知り合った地元の人に、フィヨルドが見えるところまで電車に乗って案内してもらいました。

「いつもここのサウナに来ているんだよね~」ということで、何とも羨ましいライフスタイル。

ふらっと訪れたサウナで出会った観光客を4時間も観光に連れていってくれるなんて、優しさと余裕がないとできません。

サウナでととのう以上に人との繋がりを感じられるような場所でした。

さて、7回に渡ってお送りしてきたヨーロッパサウナレポートも今回で最終回です。
みなさん、気になるサウナはありましたか?

ヨーロッパを訪れた際には、ぜひチェックしてみてくださいね。
それでは、良いサ旅を!


いしかわゆき

サウナと温泉と旅をこよなく愛するライター。
好きなサウナは地方にある広々灼熱サウナ。
好きな水風呂は深くてキンキン天然水。
好きな温泉はpH9以上の強アルカリ性温泉。