パパもママも癒される
「ファミリー向けサウナ」3選~乳幼児編~
育児疲れを癒したい……しかし子連れでサウナに行くと、かえってストレスが増えそうだ。
そう考えている方は多いだろう。
3児の母である筆者(登彩)は、数々の銭湯やサウナ施設を訪れて来た。
良い思い出もあれば、Googleマップで☆1をつけてこき下ろしたいくらい最悪な施設もあった。
今回はそれらの経験から、年齢別でお勧めできるサウナを紹介する。
1. 赤ちゃんも安心安全の
「FAMILY SAUNA KASHIWA」
サウナシュラン常連の「Thermal Climb Studio FUJI」で有名な会社が手掛ける、ファミリー向けサウナ。「産後すぐの赤ちゃんを連れて、銭湯には行きづらい」というママやパパにぴったりの施設だ。
赤ちゃんを防水仕様の畳で遊ばせることができて、ベビーベッドに寝かせることも可能。ガラス張りのサウナ室から、赤ちゃんの様子を眺めることができるから、安心安全だ。授乳中は喉が渇くので、無料で飲めるカフェインレスのコーヒーやハーブティも嬉しい。
外気浴はボタニカルな非日常の空間で、ごろりと横になることができる。育児の疲れを癒せること間違いなし。
ベビーカーで入店可能なため、サウナ前後にはベビーカーで近隣にあるT-SITEやららぽーとで過ごすのも手だ。
水着の持参を忘れずに。
FAMILY SAUNA KASHIWA
(ファミリーサウナ柏)
【住所】千葉県 柏市若柴185-6柏の葉かけだし横丁D棟
【電話】047-183-3252
【営業時間】7:00~22:00(最終入店:21:00)
【定休日】不定休
(年末年始、GW、夏季休暇など、HPにて要確認)
【料金】大人:2860円、小学生:1430円(7歳未満は無料)
【アメニティ】水着レンタルあり
【その他】男性:月、水、金、土、日/女性:火、木
【決済方法】電子決済
2. わんぱくキッズも大満足な
「SPADIUM JAPON」
赤ちゃんの時期を過ぎると、次に待ち構えているのは「子どもが騒ぐから、周りの目が気になってサウナに行けない」問題だ。この施設はとにかく広いので、比較的ストレスが少なく過ごせる。
子連れも多く、屋外のテラス席で食事も可能。レストランも有名店が名を連ねており、どれを食べても美味しい。子どもが喜ぶメニューも多い。
また月に一度、土曜日に「キッズデー」もある。小学生以下の子どもが参加できるじゃんけん大会があり、サーロインステーキやかき氷の無料券、平日の入浴券など勝てば手に入れることができる。
サウナもしっかり熱く、アロマが好きな人におすすめだ。外気浴も屋外で自然を感じることができる。
岩盤浴エリアにはバレルサウナやテントサウナがあるので、好きな人は足を運んでみても良いだろう。
SPADIUM JAPON
(スパジアムジャポン)
【住所】東京都東久留米市上の原2-7-7
【電話】042-473-2828
【営業時間】月火水木:9:00~1:00、
金・祝前日:9:00~2:00、
土:8:00~2:00、日・祝日:8:00~1:00
※最終受付は閉店40分前
【定休日】年中無休
【料金】 大人850円(平日)、950円(土日祝)、小学生350円、4歳以上100円、3歳以下は無料
【アメニティ】レンタルタオルセット300円、フェイスタオル150円
3. ついにサウナデビュー
「SaunaLab Kanda」
幼児期が後半にさしかかってきた子が「私もサウナに入りたい!」と言われたら、ここ。
リラックスできる空間が広がっているので、あまり騒がない性格の子か、落ち着いてととのえる年齢になってからが良いだろう。
基本的にセルフでロウリュウができるため、子どもに合わせて温度調節ができる。
子ども用にポンチョを貸してくれるため、身体も熱くなり過ぎない。くつろぎスペースは男女共有のため、パパとママと訪れても合流が簡単だ。
ちなみに「サウナラボ名古屋」は男女混浴で、広々としたキッズスペースがある。
「まだ子どもがサウナに入れる年齢ではないけど、子連れでサウナラボに行ってみたい」という方は、パパあるいは友人と訪れて、交代でサウナに入るのも手だ。
SaunaLab Kanda
(サウナラボ神田)
【住所】東京都千代田区神田錦町3-9
【問い合わせ】HPのお問い合わせフォームまで。
【営業時間】11:00~21:30
【定休日】不定休
【料金】 2980円(120分予約優先制・事前決済)、小学生以下は無料。
【アメニティ】サウナポンチョ、サウナハット、バスタオル、フェイスタオル2枚
【その他】女性・男性と利用できるサウナが異なり、毎週水曜はサウナが入れ替わる。
保護者1名につき子ども1名。10歳以上は混浴不可。
ファミリーに優しい施設は、実は多い。
例えば全国に拠点を構える「竜泉寺の湯」の系列ではアニメを流してくれる子ども風呂やキッズスペースがあり、乳児も連れて行ける店舗が多い。
「港北天然温泉ゆったりCoco」には湯上り後にボールプールが楽しめるキッズスペースがあり、幼児以上のお子さんを持つ家庭におすすめだ(※3歳以下、オムツ着用は入浴不可)。
「ファンタジーサウナ&スパ おふろの国」は、週末、ファミリーで賑わい、店員さんも子どもに優しいため、筆者もよく子連れで訪れている。
良いファミリー向けサウナに出会うコツは、とにかく事前情報を調べまくること。HPの他にもGoogleマップの口コミやInstagramやXのポストを見ると、子連れがNGな施設は匂いで分かるようになってくる。
「子連れだからサウナは無理」と諦めずに、ぜひとも挑戦してみてはいかがだろうか。
いつか子どもとサウナに入れる日も、そう遠くないかもしれない。
<文/登彩>
のぼり あや
ライター、エッセイスト
サウナ・スパ健康アドバイザー
名古屋出身
三菱UFJ銀行で法人営業に携わり、経済メディアに転職。
現在はライターとして活動中。
主なジャンルはマネー、恋愛、取材。
寝サウナ狙いの朝ウナ勢。アロマロウリュウ偏愛。
好きな外気浴は寝椅子×森の中。