サウナしきじの娘こと、笹野美紀恵氏が、某ドラマのロケ地でお馴染み、「サウナ&カプセルホテル北欧」で、ミドル男性に向けたイベントが行われるとの情報を入手した編集部。
一体、どんなイベントだったのか? 当日の様子をリポートする。
3月16日、東京・上野にあるサウナー憧れの聖地「サウナ&カプセルホテル北欧」にて、とあるイベントが開催された。
その名も「サ活でととのうミドルの日」。
化粧品メーカーマンダムの、40代男性に向けたシャンプーやボディウォッシュなどを提供するブランドルシードと‟サウナの女神”こと、本誌読者にはお馴染み、サウナしきじの娘、笹野美紀恵氏とのコラボレーション・イベントで、笹野氏とマンダムの研究員とのトークセッション、および北欧でのサウナ体験会というもの。
この日はマンダムによって制定された「ミドルの日」だそうで、ナイスミドルになってもらおうと抽選で招待された約30人のミドル男性たちが、サウナ北欧のレストランに集合。
開始時間になると、笹野氏、マンダム久加亜由美氏のふたりも登壇。
元Wコロンの木曽さんちゅう氏の軽快なMCでトークセッションがスタートした。
臭いの正体は加齢臭ではなく
“ミドル脂臭”※だった!?
前半は、マンダム研究員・久加氏による「男性にまつわるニオイケア」についてのレクチャー。
※ミドル男性のアブラっぽい汗のニオイ
実は汗そのものにはニオイがなく、かきたての汗はニオイません。
ですが、汗と脂が皮膚にいる細菌によって代謝されることでニオイが発生します。
それがニオイの発生メカニズムなんです。(久加氏)
という。中年男性は、自分が加齢臭などを発していないかと気になる人も多いかと思うが、ここで衝撃の事実が明らかに!
アラフォーで自身が発しているニオイが加齢臭だと思われる方、たくさんいらっしゃるかと思うんですが、実はそれ加齢臭ではないかもしれません。
加齢臭とは50代以降から本格化するニオイで、胸や背中の体幹部分から発生します。
ミドル男性が気になるニオイは加齢臭とは違い、主に頭頂部や後頭部から発生していることがわかっています。
それを我々は「ミドル脂臭」と名付けました。(久加氏)
というのだ。実際に集まったお客さんに用意された2つのニオイのサンプルを嗅いでもらうと、「加齢臭」が安心するニオイという意見が多い一方、「ミドル脂臭」は、涙が出るきついニオイという意見が多数を占めた。
このミドル脂臭は、頭頂部、後頭部から発するため、その対策としてすべきことが、頭をしっかり洗って、かたくねっとりした脂をよく落とし、殺菌することだとか。二度洗いもおすすめだそうだ。
シャンプーをするときは、先にお湯で頭皮を洗うことで、脂が取れやすくなるそう。ニオイが気になる方はぜひ、実践を!
ちなみによくニオイがすると言われる「耳のうしろ」は、あまりニオイを発していないんだとか!
笹野美紀恵氏が教える
「効果的なサウナの入り方」
後半では笹野氏による「効果的なサウナの入り方」についてトークセッションが行われた。
「実は汗にも種類があります。
サウナで出る温熱性発汗や食べたときに出る味覚性発汗です。
効率よく汗をかくことで、老廃物の排出が促されます。
ここでは効率よく汗をかく方法をご紹介していきます。
前かがみに座って入る人が多いと思うのですが、そうすると肺がつぶれるんですね。
ランニングと一緒で、サウナも酸素を取り入れないと汗が出づらいんです。
まず、あぐらになっていただきます。
お尻のお肉を内側から外側に出してください。
その状態からご自身の両手をお腹の下に当ててください。
大きく鼻呼吸をします。1、2、3と3秒、今度は口から息を吐いて5秒。
これを繰り返します。
サウナに入れば、普段から汗をかいているからいいよって思うかもしれませんが、それは、その皮膚が温度を下げるために汗を出すためで、内発的な汗ではないんです。
今日、この腹式呼吸を覚えてサウナで実践してもらうと、ご自身の体の中のエンジンが燃えるので、普段よりすごく汗をかきますよ」
トークセッション後は、集まったミドル男性たちは、お待ちかねのサウナへ。
人気アウフギーサー、箸休めサトシ氏によるロウリュも行われ、ミドル・サウナーにとって充実した一日となったことだろう。
次回の開催も期待したい。
笹野美紀恵
実家はサウナの聖地と呼ばれる「サウナしきじ」。
アメリカ留学後、日米でモデルとして活動。2010年、ミスインターナショナルファイナリストになり、「美の親善大使」に任命される。2011年、株式会社ワンブロウを設立。海外経験による感性や語学力を活かして、飲食店や宿泊施設・温浴施設のプロデュース業を行い、製薬会社や多岐にわたる業種とのコラボレーションやPR、書籍販売、雑誌へのコラム、テレビ、ラジオへの取材、出演など幅広い活動を行う。サウナは単なる“熱い箱”ではなく心と体をリトリートするという考えを提唱。
近年は医療機関と連携し、温浴施設のプロデュースのみならず、ウェルネス関連のプロデュースも行う。
サウナ&カプセルホテル北欧
【住所】東京都台東区上野7-2-16
【電話】03-3845-8000
【営業時間】24時間
【定休日】なし
【料金】1600円~