9月26日に発売された『Saunassa Vol.4』は、ご覧いただけただろうか?
その誌面の巻頭特集で取り上げた原田泰造さんが訪れた青森県三沢市にある「星野リゾート 青森屋」。
誌面で紹介しきれなかった魅力満点のこの宿を改めてご紹介していこう。
サウナ室で青森の祭りが体感できる
「青森ねぶたサウナ」
まずは浴場から紹介していこう。
風呂は内湯と露天がある青森屋。天井も高く、解放感のある大きな内湯は、「ひば湯」と名付けられ、壁、天井、浴槽すべてに青森ヒバが使われている贅沢さ。
ちなみに、客室「あずまし 半露天風呂付」にある部屋風呂も青森ヒバが使われている「ひば湯」だ。
ヒノキに似たウッディな香りはぜひ、体験してみてほしい。
内湯の脇を通って外に出るとそこは、「浮湯」という名の露天風呂がある。
こちらもかなりの広さにびっくり。
ただでさえ広い湯舟が池との境界線がわかりづらいため、まるでインフィニティプールのようにどこまでも風呂のように見えるのだ!
なんでも冬のシーズンには、雪で銀世界となったこの露天風呂で「ねぶり流し灯篭」が行われるとか!
そして我々サウナーの最大の関心事、「青森ねぶたサウナ」は、この露天風呂エリアにある。
ドアを開けると目の前に飛び込んでくるのは立派なねぶた!
その手前にはサウナストーブがある。
ベンチは2段で、スピーカーからは太鼓、笛、鉦の音が重なった祭囃子が聞こえてくる。
まるで、祭り会場に紛れ込んだような感覚になるこれまでに体験したことのないサウナだ。
周りをよく見ると、湿度計、時計、サウナマット、サウナストーンまで、ねぶた祭りにちなんだデザインが施されている徹底ぶり。
温度は90℃ほどで程よい湿度もある多くのサウナーが満足させるコンディション。
水風呂は天然水を利用しており、とても心地よい。
大満足間違いなし!
青森の食材が食べ放題!!
食事は旅の満足度を決める大きな要素。
ここ青森屋の食事の充実度はすごい!
ビュッフェ形式の食事が楽しめる「のれそれ食堂」では、マグロ、イカ、ホタテといった海の幸から肉、野菜、果物……とさまざまな青森で親しまれている味覚を楽しむことができる。
どれも本当に美味しく、青森の食の豊かさを知ることができるはずだ。
個人的には郷土料理のせんべい汁が気に入って何杯食してしまった!
お祭り会場を再現したような
「じゃわめぐ広場」
地下に広がる巨大なスペース「じゃわめぐ広場」は、青森の名産品が買えるお土産屋、地酒が飲めるヨッテマレ酒場、無数の灯篭が並ぶ灯篭回廊、射的などがあり、まるで祭り会場のような趣。
巨大なホールもあり、そこでは、毎晩、従業員たちがキャストとして登場し、実際の祭りの雰囲気を伝えるショーが「みちのく祭りや」で行われている。
星野リゾートの中でも
屈指の広さ誇る青森屋
さらに青森屋の大きな特徴は、数ある星野リゾートのホテルの中でも屈指の広さ誇ること。
その広さは東京ドーム17個分もあるとか!
敷地内には池もあり、その周りを馬車でめぐることができる。
緑萌える春、緑眩しい夏、紅葉の秋、白銀の冬と季節ごとに違った風景をが楽しめるそうだ。
都会の喧騒を離れて、馬車に乗って、コトコト揺られながら、青森の大自然を感じれば、“ととのう”ことだってできるかも!?
皆さんもぜひ、一度、訪れてほしい。
星野リゾート 青森屋
【住所】青森県三沢市字古間木山56
【電話】050-3134-8094
【チェックイン】15:00~
【チェックアウト】~12:00
【料金】2万3000円~