プールサイドサウナの
「サウナ×浮遊浴」で
心地良すぎる新体験
この記事を読んでくれているサウナーの皆様にお聞きしたい。
あなたは「水風呂に入りながらととのったこと」があるだろうか?
僕はある。というか、想像すらしていなかった「まさかの体験」に出会ってしまった。
東京の中心部で
新しい「ととのう」を初体感!
10月下旬。僕たちSaunassa取材班は、東京ドームホテルにいた。
9月14日から秋期営業を開始しているプールサイドサウナ「Poona(プーナ)」を体験するためである。
さわやかなブルーのTシャツを着て、東京ドームホテル7階の屋外エリアへ。
視界に入るのは、数日前までプロ野球のプレーオフに沸いていた東京ドーム、JRAの看板、そして水道橋界隈のビル群。
電車の走行音や車の音が聞こえる都会のど真ん中で、真っ昼間からサウナを楽しむ。
こんな幸せが他にあるだろうか? いや無い(即答)。
入るサウナはプールサイドに設置された、サイズの違うテントサウナだ。
どちらも人気メーカー「MORZH」の三層式で、断熱性の高さが魅力。
そこに世界ナンバーワンシェアを誇る「HARVIA」の電気ストーブが鎮座し、店舗サウナに引けを取らない熱気と保温性を実現しているのである。
まずは大きいサウナ(MORZH MAX)へ。
定員8名ということで、かなり広々としている。
1グループごとのプライベートで楽しめるので、サ室の中で楽しくおしゃべりできるのも嬉しいところ。
ロウリュは自分好みの蒸気を味わえるセルフロウリュ。
ロウリュ用に天然アロマオイルが4種類用意されている。
ハーブ、シトラス、フラワー、ウッドと、どれも爽やかで品のある香り。
天然植物の香りで人気の「SeaAroma」のエッセンシャルオイルのみで作られたもので、東京ドームホテルが厳選しているのだとか。
ストーブにアロマ水をかければ、サ室内は瞬く間にスチームで溢れかえる。
8名用サウナはアウフグースができるくらい広いので、タオルを使って妙技を披露するも良し、備品の特大うちわを使って扇ぐも良し。
思い思いに熱波を楽しんでほしい。
もう一方の小さなサウナ(MORZH)は定員4名。
こちらはじっくりと暖まりたい人には打ってつけだろう。
また、窓が大きいので外の景色を存分に堪能できるのもポイントだ。
目の前の広いプール
それが僕らの水風呂だ!
さて、調子に乗ってアウフグースをしまくっていたら、すっかり滝汗状態。
テントを飛び出すと、かけ水をして水風呂……には入らない。
目の前にあるプール。ここに入るのだ。
(ちなみに飛び込みは禁止!)
プールに頭まで浸かって、一気にクールダウン。
ふとプールサイドを見ると、黒い網状のベッドのようなものがある。
名前はたしか「リラもっく」と言ったか。
取材前に、東京ドームホテル広報・宣伝マネジャーの渡辺さんから「ぜひ試してみてください」と言われていたのをはたと思い出す。
リラもっくを水に浮かべ、そこに体を横たえる。
こ、これは……ヤバイ!
背中が当たる部分は網目になっており、全身は水に浸かっている状態でヒンヤリ感をキープ。
頭と足を置く部分は浮く素材でできているので沈むことはない。
水面にぷかぷかと漂う浮遊感。
これが心地良すぎるのだ。
視界は自然と天を仰ぎ見る形となる。
目に入るのは、高くそびえ立つ東京ドームホテル。
都心の高層ホテルを真下から——
しかも、こんなにリラックスした状態で見上げるなんて、そうそうできる体験ではないだろう。
ホテルのてっぺんよりさらに上。
空には風に吹かれた雲が流れている。
と、ふいにとても小さな衝撃。
僕の乗ったリラもっくが風に流されて、プールの端まで行きついたのだ。
リラックスしきっていて、自分がプールの端から端まで動いていることにまったく気が付かなかった。
僕たちは日々の中で大小様々な決断を常に迫られている。
たまには遥か空の雲のように、風に身を任せてみるのはどうだろう。
それはきっと、誰にとっても、本当に大切な時間であるはずだ。
そろそろ頃合いなので、リラもっくを下りてプールサイドに上がる。
お次は小さい方のテントサウナを味わおうかと少し歩いたところで、はたと気づいた。
ととのい椅子で休むことを忘れているじゃないか。
これには自分でも驚いた。
僕は水風呂後のととのいタイムがとても好きで、椅子に座って休んでいる時間は人よりも長い。
都心のど真ん中での外気浴。
さらにプールサイドにはイイ感じに寝転がれるチェアー。
こんな最高の環境なのに、ととのいタイム自体を完全にすっ飛ばしていたのである。
理由は明白だ。
先ほどの「リラもっく」浮遊で、僕は完全にととのっていたからだ。
冒頭の質問を、もう一度皆さんに尋ねよう。
あなたは「水風呂に入りながらととのったこと」があるだろうか?
僕はある。
というか、知ってしまった。
体を温める → 水風呂で冷やす → 椅子で休む。
この順番でなくとも、人はととのうということを。
水風呂に浸かりながらととのう新たな快感を。
重い意味では全然ないけど、サウナは人生と一緒なのだろう。
もっと自由でいいし、決まった形なんてないし、まだまだたくさんの楽しみ方がある。
小さい方のサウナでそんなことを考えながら、体験を締めくくったのであった。
Poona立役者の
サウナガチ愛がさく裂!
取材後、「Poona」の責任者である東京ドームホテル 企画・宣伝マネジャーの高橋さんにお話をうかがった。
テントサウナはもちろん、都心のど真ん中という環境も良かったです。特にリラもっくは最高でした!
「実は私も大のサウナ好きでして、こういう物があったら良いなと思って探したのがリラもっくだったんです。大分の業者さんが作っているのをSNSでなんとか見つけまして、Poona用に発注させていただきました」
リラもっくでプールに浮かんでいたら、ととのい椅子に座るのを忘れてしまいました。
「Poonaのコンセプトは『サウナ×浮遊浴』です。全身を冷やしながら同時にととのう体験を提供するのが狙いでしたから、リラもっくだけでととのってもらえるのは嬉しいですね」
まんまと狙い通りになりました!
Poonaの秋期営業は11月24日までですよね。
プールを水風呂にするのはフィンランドの湖みたいなので、冬場でも楽しそうな気はしますが。
「はい、会社にはもちろん通年営業を提案しました。ですが、冬場はさすがに寒すぎるだろうということで却下されてしまったのです……」
他にもやりたいことはたくさんあったのですが、と少し寂しそうな表情の高橋さん。
ガチのサウナーすぎる!
運営側に愛のあるサウナは、ユーザー目線で見てもやっぱりわかるものだし、当然、満足度も高くなる。
ガチサウナーの愛とこだわりが随所に詰まった東京ドームホテル・プールサイドサウナ「Poona(プーナ)」。
あなたもぜひ、東京のど真ん中で水に浮かび、風に吹かれる心地良さを味わってほしい。
ちなみに夜は夜景がものすごくキレイで感動的とのことなので、仕事帰りに行くのも良さそうだ。
秋期営業は11月24日まで。
お急ぎを!
東京ドームホテル プールサイドサウナ
「Poona(プーナ)」
【住所】東京都文京区後楽1丁目3-61
【フロア】7F 屋外「ガーデンプール」
【問い合わせ】7F ウエルネスフロア担当
【電話】03-5805-2111(東京ドームホテル代表)
【受付時間】10:00〜19:00
【期間】2024年11月24日(日曜日まで)
【営業日&営業時間】水・木・金・土・日・祝日
[水曜日]14:00-21:00
(最終入場 19:00)
[木・金・土・日・祝日]9:30-21:00
(最終入場 19:00)
※予約は30分単位にて。
※一度に利用できる組数は、4組(4名定員:2組/8名定員:2組)まで。
【貸し切りプラン】
・「貸し切りプラン」の定員は30名まで。
・予約は電話のみで受付。
03-5805-2111(東京ドームホテル代表)
7F ウエルネスフロア担当
ご予約受付時間 10:00 〜 19:00
【備考】
・男女一緒の利用可
・水着着用。
・サウナエリアは、ラッシュガードやヨガウェア、Tシャツなどを水着の上から着用。
・テントサウナ着の無料レンタルあり。
【HP】https://www.tokyodome-hotels.co.jp/facilities/tentsauna_poona/