水深2メートルの水風呂と
古民家の味わいある
ととのいを極める
その日、名古屋で仕事の打ち合わせを終えるなり、Saunassa取材班はすぐさまタクシーへ飛び乗った。
行き先は初体験となる「KIWAMI SAUNA」である。
ほどなくして、タクシーが到着。
大きな道路のすぐ近くに古民家がある眺めは、さながら京都に迷い込んだかのようだ。
熱いのに苦しくないから芯まで温まれる!
まずはフロントで受付。
ドリンクも注文して、準備万端でサウナへ向かう。
サ室は中央にストーブが鎮座し、その両脇に二段のベンチがあるシンメトリーな設計。
ロウリュは自分でストーブに水をかけるセルフタイプである。
平日の夕方にもかかわらず、ベンチには多くの若者たちが座っている。
どこのサウナ施設も若者が本当に多い。
若者は熱いサウナを好む傾向にあって、ここKIWAMI SAUNAでも同様だった。
室内の温度が少し下がってきたかと思うと、すっと若者が立ち上がって言う。
「ロウリュいいですか?」
皆が小さく頷くのを待ち、ロウリュを一度。
そしてまた少しでも温度が下がると、別の若者が断りを入れてからのロウリュ。
これが数度続けば、サ室の中は激熱スチーム状態。
それでも息苦しさをあまり感じないのは、「フレッシュエアー」と呼ばれるこだわりの吸排気システムを採用しているからだろう。
強烈な熱さに若者たちは歓喜のため息をこぼすが、おじさんはそろそろ限界。
サ室を飛び出し、KIWAMI SAUNA名物である水深2メートルの水風呂にざぶんと潜る。
水風呂は16.5℃とのことだけど、僕の体感としてはそれより冷たく感じられた。
それでいて軟水なので、まろやかに包み込む肌触りが気持ちいい。
サウナと水風呂も深いこだわりが見られたが、個人的にKIWAMI SAUNAの最大の魅力は外気浴だと思っている。
古民家の内庭に和の空間が広がる
リラックスチェアーに身を任せれば、思わず「ほおっ」と力の抜けた吐息が口からこぼれていくのだ。
風を浴びながらととのうのも良いが、畳敷きの蔵で寝ころぶのもオススメ。
子どもの頃の夏休み。
田舎の祖父母の家へ行った際、遊び疲れて畳敷きの部屋で寝た時のような懐かしさと心地よさ。
古民家という空間だからこそ味わえる「郷愁」と「ととのい」の癒しコラボ。
名古屋を訪れた際には、ぜひとも堪能してほしい。
KIWAMI SAUNA
【住所】愛知県名古屋市西区浅間2丁目14-24
【営業時間】
月 7:00〜23:30(22:45入店締切)
火〜金 11:30〜23:30(22:45入店締切)
土・日・祝 7:00〜23:30(22:45入店締切)
※年中無休
(臨時休業の場合は事前にSNSで告知)
【レディースデイ】
第2水曜日・第4日曜日
(その他イベントはInstagramで更新)
【料金】
平日1時間 1,600円 以降15分毎 +400円
平日2時間以降(フリータイム)3,600円
土日祝1時間 1,800円 以降15分毎 +450円
土日祝3時間以降(フリータイム)5,400円
※高校生以下はサウナ料金半額。
【決済方法】施設の支払いは全てキャッシュレス