用語集

サウナ用語集

サウナに関係で、比較的よく耳にする専門用語をここでは紹介! これさえ知っていれば、サウナーとの会話に困らない !?

温度をマイナスまで下げた部屋。水風呂が苦手な人がクールダウンなどに利用する。「ペンギンルーム」ともいう

アウフグース

ロウリュをして立ち昇った蒸気をタオルなどで扇ぐ行為のこと。ドイツ語で「輸液」、「注入」の意。また、アウフグースを行う人を指す「アウフギーサー」という。

あまみ

サウナと水風呂を繰り返していると体の表面に現れる赤いまだら模様のこと。サウナで血流が良くなり、体内の毛細血管が拡張し、水風呂で血管を締めたことによって、休憩時間に体から熱を逃がそうと締まっていない血管に血流が集中することでできるといわれている。 プロサウナーとして知られる濡れ頭巾ちゃん氏の発祥の言葉で、富山の方言という見方がある。

ヴィヒタ

白樺の枝葉を束ねたもの。サウナの本場であるフィンランドでは、これで体を叩いたりする。これをウィスキングと呼ぶ。叩くことにより、血行促進や殺菌作用などが期待できる。

ウォーリュ

ウォール(サウナ室の壁)に向かってロウリュをすること。サウナ室に白樺などを使用していると芳しい香りが漂う。

オートロウリュ

自動装置により一定時間の間隔でサウナストーンに水を掛けることでロウリュ(蒸気)を発生させる仕組み。水を掛ける周期は、数分~1時間程度と幅があり、施設によって違う。

温度の羽衣

サウナで温まってから水風呂に入った際、火照った体と冷水の間に膜ができたようになり、冷たさをあまり感じなくなる状態。まるで、温度を遮断する“羽衣”をまとっているかのようであることからこう呼ばれる。漫画家のタナカカツキ氏が考案した造語。

外気浴

サウナのあと、水風呂で引き締めた体を屋外で風にあたりながら身体を休めること。

サウナストーブ

サウナ室を温めるための装置のこと。熱源はさまざまで、薪を燃やす、電気、ガス、遠赤外線型、対流ストーン型など多くの種類がある。

サウナストーン

サウナストーブの上に置かれたサウナ専用の石。温めることによって、サウナ室の熱源にもなる。これに水やアロマ水をかけることで、ロウリュが可能になる。近年は石ではなくセラミック製のものが普及しつつある。

サウナタイマー

サウナ室内に設置されている時計。長針は1分で一周し、短針は12分で一周する。
12分計である。高温に耐えることができる独特の仕様をしている。

サウナマット

サウナ室でベンチに敷かれているマットのこと。黄色いタオル地のものを目にすることが多い。速乾性、抗菌作用が優れているので、室内の湿度を保ち、清潔感も維持してくれる。過度に濡らしたり、複数枚使用したりするのはマナー違反。

サ飯

サウナ施設内のレストラン、もしくは近場の飲食店で提供される食事のこと。別名「サウナ飯」。施設ごとに特色があり、サウナ後の楽しみのひとつでもある。サウナでととのい、五感が研ぎ澄まされた状態で食べる食事は最高においしい。

塩サウナ

塩が置いてある湿度の高いサウナ。入浴方法は、塩を全身に塗り込んで、ゆっくり溶けるのを待つ。

下茹で

サウナ入室前に、風呂や温泉に入って体を温める行為。体を先に温めることで、汗腺が開き、サウナ入室時に汗が出やすくなる。

シングル

水風呂の温度が10℃未満のこと。 平均的な水風呂の温度がおよそ17~18℃なので、かなり冷たい。別名「グルシン」

スモークサウナ

薪を燃やし、煙を充満させる煙突のないサウナ小屋。準備に8時間ほどかかる。注意しないと一酸化炭素中毒になる危険性があるほか、大変な労力を有するが、他では味わえない燻煙の香りと雰囲気が楽しめる。フィンランドサウナの原点であり、キング・オブ・サウナと呼ばれている。

チラー

水を循環させて水風呂を冷やすための設備。これが効いてないと、だんだん水がぬるくなっていってしまう。本場フィンランドには該当するものがなく日本独自のもの。

ウィスキング

ヴィヒタ(白樺の枝葉を重ねたもの)を使用して体を叩く行為。マッサージや血行促進などの目的で行われる。近年、注目度が高まっている。

ドライサウナ

高温で湿度が低めのサウナ。一般的に日本で多く見かけるサウナがこれにあたる。以前は、文字通り、カラカラだったが、昨今、より高めの湿度を求める人が増えたため、ロウリュによって湿度を上げるケースが増えてきている。

熱波師

サウナストーンにアロマ水をかけて発生させた蒸気をタオルなどで扇ぎ、熱波を送る人のこと。

バイブラ

浴槽内に設置する泡を噴出する装置。水風呂の中にあると体感温度が約1℃下がる。

水通し

サウナ入室前に、水風呂にさっと入って体を冷やす行為。体を先に冷やすことでととのいやすくする裏技で、トップサウナーの濡れ頭巾ちゃんが考案したと言われている。

ミストサウナ

その名の通り、湿度が非常に高く、霧のような状態になるサウナのこと。ヨモギなどの薬草、アロマオイルで香り付けされている場合が多い。室内の温度は、ドライサウナほど高くないが、湿度が高いため体に熱が伝わりやすい。施設によっては、かなり熱くなるものも。スチームサウナとも呼ばれる。

ラドル

熱したサウナストーンに水やアロマ水をかけるのに使う柄杓。

ロウリュ

熱したサウナストーンに水やアロマウォーターをかけ、蒸気を発生させること。日本ではバスタオルやうちわなどを使って蒸気を送るアウフグースのことを指す場合もある。