公共の施設であり、ひとりで利用する機会も多いサウナは、個人個人の細やかな配慮によって快適な空間が生まれている。
利用者みんなが気持ちよくサウナを楽しむためにも知っておきたい4つの基本マナーをご紹介!
サウナ室内に入る前にタオルで体を拭く
体がビショビショに濡れた水滴が垂れっぱなしの状態でサウナ室に入るのは、見た目の不快感をさそう、床が濡れて滑りやすくなるなどの理由から、あまりよろしくない。ほかの人に迷惑にならないように、入る前はタオルで水滴を拭き取ろう。
サウナ室内で汗を飛ばさない
熱いサウナ室……次第に溢れ出てくる汗が、ひたいなどに垂れてきたときは、手で拭っても決して周囲に飛ばさないようにしよう。もちろん、体も同様に、かいた汗は持っているタオルで拭きとるように心がけたい。
水風呂に入る前は体の汗をシャワーなどで流す
水風呂の衛生を保つために、入る前は、サウナでかいた全身の汗をシャワー、もしくは桶を使って流すのがマナーだ。いくら熱いからといって、汗を流さぬまま水風呂に入るのはNGだ。
水風呂に入るときに頭まで浸からない
すべての施設に当てはまるわけではないが、原則、水風呂に浸かるのは「首まで」が、マナーとされている。深い水風呂がある場合など、施設によっては頭まですっぽり水風呂に潜っても問題ないとする場合も。各施設の注意書きを見てみよう。
サウナに入るときの注意
注意 1
満腹、アルコール摂取の状態では入らない!
お風呂同様、お酒を飲んだ後や満腹でのサウナは、NGです。気分がわるくなる恐れがあるので、絶対にやめましょう。
注意 2
サウナ室に入る前は水分補給を十分にする!
高温のサウナ室、一度に入れば、汗をたっぷりかきます。脱水症状を起こさないように入る前は、水分を十分補給しましょう。
注意 3
サウナは無理なく5~10分程度。
サウナ室には無理のない程度に入りましょう。入っている時間は5~10分が目安。脈拍数なら120BPM(1秒間に2拍)程度に上がってきたら出ましょう。
注意 4
水風呂は40~90秒程度。
サウナの醍醐味は水風呂にあります。ただし、気持ちいいからといって長時間入るのは危険です。長くとも2分程度にしておきましょう。
写真/PIXTA