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追憶の沖縄サウナ紀行2024 前編

追憶の沖縄サウナ紀行2024[前編]

追憶の沖縄サウナ紀行2024 前編

『Saunassa』のVOL.4で掲載した「沖縄サウナ旅のススメ!」

じつはこの取材、4泊5日の沖縄ロケだったのだが、誌面では紹介しきれなかったこともたくさんある。

そこで、Vol.4が出版されて1年経ったいま、改めて当時の様子を思い起こしながら、取材の裏舞台を記していく。

2024年の沖縄サ旅の主役となったのが、スーパーGT GT500クラスで活躍するレーシングドライバー、名取鉄平くん。

レーサーの傍ら、2025年6月には、「TEPPEI(てっぺい)」に名で音楽活動もスタート。

そして、去る9月21日には、宮城県のスポーツランドSUGOで行われた「2025スーパーGT第6戦」の決勝レースで、念願の初優勝を果たした。

そんないまノリに乗っている名取鉄平くんを知り合いのKさんから紹介されたのは2024年の3月。

知り合いにサウナ好きのプロレーサーがいる、ぜひ、会ってみてほしいという。

プロレーサーという日本にいくばくもいない希少職業の従事者に、かつてのF1ブームを知る私は興奮を覚えた。

後日、編集部に姿を見せた名取鉄平くんは、すらっとした顔にはまだあどけなさが残る24歳の青年だった。

なんでも高校生のときからすでにイギリスに移住し、プロとしてレースに参加してきた経験を持つそうで、現在は、日本のおけるカーレースの最高峰「GT500」に参戦しているという。

きっと将来、中嶋悟や鈴木亜久里のような日本を代表するレーサーになるのだろう――そんなふうに感じつつ、サウナを通じたこの出会いに喜びをかみしめた。

いずれは、自分のサウナを造り、経営したいと語る名取くん。

レースがない時期に、大好きなサウナで仕事ができないかと考えていたようだ。

サウナの経営はおいそれとできるものではないが、アウフギーサーならどうか?
とKさんの提案であり、それを実現させたいという。

まずはその第一歩として、ほとんどのアウフギーサーが持っているだろう日本サウナ熱波アウフグース協会が主催する「熱波師検定B」の修得を提案。

『Saunassa』では、名取くんのアウフギーサー・デビューまでをサポートし、同時にその様子を独占レポートすることで話がまとまった。

早々に名取くんは「熱波師検定B」を修得。次に考えなければならないのは、どこでデビューするかだ。

我々は、沖縄の地でつぎつぎと異業種アウフギーサーをデビューさせている「ホテル・アンドルームス那覇ポート」を思い出していた――。

5月、我々は「ホテル・アンドルームス那覇ポート」のアセットマネージャーである公共投資顧問株式会社の本吉氏に会いに銀座のオフィスを訪れた。

話し合いの末、7月に「ホテル・アンドルームス那覇ポート」で名取くんがアウフギーサーとしてデビューすることが決まった。

しかも“日本一予約が取れない”と言われる超人気アウフギーサー、鮭山未菜美さんがサポートしてくれるという豪華さ!

デビューが決まったものの、実はまだアウフグースを浴びた経験が少ないという名取くん。

どんなアウフギーサーを目指すべきか、7月のデビューまでに方針を固めようと、いくつかのアウフグースを体験してもらうことにした。 

名取くんを連れてまず訪れたのは「平和島温泉」

その日は、“サウナそのもの”こと井上勝正氏と映画コメンテーターとしてテレビ、ラジオで活躍する有村昆氏がアウフギーサーとして登場。

そのイベントの模様はコチラ↓↓↓
https://saunassa.net/report_11/


語りをベースとする井上氏、エンターテインメント性の高い有村氏、ふたりのアウフグースは、名取くんの目指すアウフグース・スタイルの参考になると考えたのだが――。

熱波の楽しさを感じつつ、どちらも自分がやるとしたら――と考えたとき、そのスタイルにはしっくり来ていない様子の名取くん。

なんでも黙々とタオルを振るスタイルのほうがイメージに近いようだ。

次に訪れたのは、赤坂の名店「サウナ東京」

この日、デビュー時にお世話になる鮭山未菜美さんが出演することになっていた。

我々としては、ぜひ、名取くんに日本一人気のあるアウフグースを体験してほしかったのだ。

時間が近づくと裸の男たちがサウナの前に集結。

会場のベンチは隙間なく、ぎっしりと全裸の男たちで埋め尽くされている。

カフェスタイルのかわいい衣装で登場した鮭山未菜美さん。

いい香りのするアロマ水と見事なタオルさばきで、ギャラリーを魅了。

名取くんもこれまでで、一番イメージに近いアウフグースと思ったようだった――。

つづく

文/藤本晃一(Saunassa編集部)