木を全く使わない!?
グループセッション!?
万博サウナの全貌とは!
2025年3月7日。
品川で大阪・関西万博 主催者催事 万博サウナ「太陽のつぼみ」の記者発表会がおこなわれた。
サウナ好きとしてはいち早く情報を知りたい! ということで、Saunassa取材班も記者会見に参加した。

万博サウナのテーマは、
木を使わない「膜」のサウナ
記者会見の場には、見慣れたサウナメディアの面々以外にも、多くの報道陣が集まっていた。
やはり万博ということもあって、一般メディアもかなり注目しているようだ。
つまり、サウナ愛好家ではない人にもサウナの良さが伝わるチャンスだということ。
「太陽のつぼみ」が素晴らしい施設であるほど、多くの人が「サウナっていいかも!」と思ってもらえるに違いない。
そんなことを考えているうちに、記者発表会がスタート。
大阪・関西万博催事企画プロデューサーの小橋賢児さんの挨拶に続いて、プロジェクトオーナーである太陽工業株式会社の能村祐己社長が壇上へ。


同社は今回のサウナの「膜」を担当している。
膜とは、自然光を透過するETFEフィルム膜材のこと。
軽くて丈夫でおまけに熱にも強いという、サウナにぴったりの素材なのだ。

続いて、サウナーにはおなじみサウナ師匠ことTTNE株式会社の秋山大輔さんと、このサウナを設計したKOMPAS JAPAN株式会社の小室舞さんも登場。


「太陽のつぼみ」は小室さんの発案で、木を一切使わないサウナとなった。
サウナーからすれば、サウナといえば木製が当たり前。
座面さえも木を使わないという、小室さんの並々ならぬこだわりに、総合プロデューサーである秋山さんは、かなり頭を悩ましたとか。
だが、試行錯誤の末、ついにたどり着いたのが、神々しささえ感じさせる純白のサウナ。
写真の左がサウナ、中央が水風呂で、右がととのいスペースになっている。


中はいったいどうなっているのかというと、「それはまだ先のお楽しみにしてください」と秋山さん。
師匠、そりゃないぜ! 心中で叫びつつも、ワクワクが止まらない記者であった。

照明と音楽で彩られた
“儀式”のようなサウナ体験
「太陽のつぼみ」は、その風変りなデザインもさることながら、サウナの入り方も非常におもしろい。
核となるのは、「デザイン」「没入感」「ストーリー性」の3つの要素。
秋山さんが「儀式の場」と表現したように、照明と音楽、映像、そしてサウナの熱気がシンクロして、かつてない没入感を味わえるという。

この「旅」を共にするのは、万博を訪れた世界中の人々だ。
国籍もジェンダーもバラバラ。
水着を着用した「素」の人間が、ひとつのグループとなり、ガイドの案内に導かれて新しいサウナ体験を堪能するのである。
サウナに入ってから出るまでは、皆が同じ行程で「グループセッション」を楽しむ。
その中にはロウリュなども含まれており、さながらコース料理を味わうかのようだ。



ゲストとして登場したサウナー芸人サバンナの高橋茂雄さんも、こんなサウナが本当にあるのかと驚きの様子だった。

最後は万博の公式キャラクター・ミャクミャクも登場し、大盛り上がりで膜ならぬ幕を閉じた記者発表会。

万博サウナ「太陽のつぼみ」は、果たしてどのようなサウナなのか!?
万博が始まったら、Saunassa取材班も現地取材を敢行する予定(願望)なので、続報をお待ちください!
